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2009年4月15日 (水)

ブログデビュー  ~新規就農への道すじ~

ついにブログに初めての書き込み!まずは現在の百姓生活にいたるまでの流れを記しておこう。大学卒業後、高齢者専用マンション会社に就職。独立を目指して地元小田原の不動産会社に転職。子会社を譲り受け実質上の独立準備段階ではあったが、持病の喘息が悪化。最初は秋の季節の変わり目だけに発作が出ていたが、ついには1年中発作が続く状態に。唇は青くなり、指先も冷たくなり、意識も朦朧となるような発作がたびたび起こるようになり、ついに仕事は断念。しばらく自宅療養をしていたが、あまりぱっとせず、勧めもあり単身沖縄へ。出発の直前まで発作が起きる状態で、単身沖縄で生活できるのか不安というより、どうにでもなれというような諦めの境地。転地療法は効果があると聞いていたが、その日から体質がガラッと変わったように1度も発作は出ず!1度自宅に帰ったときだけ発作が。でも沖縄に戻るとすぐに元気に。ついに2年目からは家族を沖縄に呼び、家族5人での生活。それまでのことを考えると夢のようでただただ感謝。ところがまた発作が続くようになり休職。もう2度とは仕事はできないのでは、家族のためには自分はいないほうが良いのでは。いくらかの保険金や遺族年金がもらえれば家族のためになるのではとたびたび考えることも・・・まる2年が経ったところで小田原に戻ることに。沖縄では具志川ランセンターで洋ランの栽培に従事。EMの比嘉先生をはじめ熱帯資源植物研究所の名護社長、山根先生、戸塚さん、藤原さん、このほか本当に多くの人に、本当に大変お世話になりました。今の自分があるのは沖縄での2年間があったらこそ。沖縄から戻るにあたっては、せっかく農に触れることになったので、これからは自ら汗水たらし、土に触れることにより、健康を取り戻し、人から喜ばれるような、見て美味しい、触って美味しい、食べたら本当に美味しい野菜を作りたいと考え、自然農法国際研究開発センターの長野県松本試験農場、千葉農場で1年以上にわたり野菜作りの研修を受ける。この時この苦しい時期をずっと支えてくれた父が他界。亡き父とともにこの小田原で新規に野菜作りをするぞと決意。空き農地を探しては地主を当たるがなかなか貸してもらえず、行政に相談するが相手にもしてもらえず、諦めかけていたところで、神奈川新聞で地元で新規に就農を始めたという夫婦の記事を見つけ尋ねてみる。そこで初めてあしがらの農の会に出会う。グループでの田圃活動に参加させてもらい、ひょんなきっかけで畑を借りることができ、また何度か尋ねていた地主さんからも畑を借りることができ、だんだんと畑も増え、できた野菜も農の会の宅配を中心に販売することができるようになってきました。今後は有機農産物・自然農産物が気軽に手に入るように、少しでも多くの野菜が作れるように、また作り手が増えるように、焦らず、気張らず、でも足元はしっかりと固めながら、なんくるないさあの精神でがんばるぞ!

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