高温障害による発色不良の種モミ・・・
昨年は猛暑でこの辺でも稲作において高温障害なるものが多発した・・・
もちろんなんくる農園でも極端にはひどくはないが、いつもより乳白米なるものが多かった・・・
今年はこの種モミを使うとどう影響するのだろうと気にはなっていた・・・
就農する前に自然農法国際研究開発センターの育種課で研修をさせていただいたことがある。時には品種を作り上げる時に逆境の中でも元気にすくすくと育つ個体を選別して作り上げていく・・・
自然農法の種は肥料分の少ない畑でもすくすく育つような遺伝子があるのだろうか・・・
F1品種に比べてそろいは悪いような気もするがなんくる農園のような畑でも育ちやすいものもある・・・
正直なところははF1品種と自然農法品種との併用・・・種類もまだまだ少ないということもあるが・・・
山ちゃん田んぼの黒米も高温障害で発色が不良だった・・・
わったーが栽培上色々と教えていただいている先生、自農センターの研究員の石綿さんに念のため確認した・・・
高温障害の影響を受けた種モミでも特に問題はない・・・発色不良の中、発色の良い粒は高温でも発色を良くする遺伝因子を保有している可能性がある・・・
特別に発色の良いものを1粒1粒よりわけ、1粒ずつ播種し、1粒1株の苗を複数作ります。これを高温下で栽培すると、本当に遺伝的に発色の良いものとたまたま生理的に発色が良かっただけのものを分けることができる。そうやって発色の良いものを選抜すると、高温でも発色の安定した品種を育成することができる・・・温暖化を生かす取り組みになります・・・とのこと・・・
黒米だけにかかわらずうるち米においても同じことだろう・・・さてどうするかなんくる農園では?・・・
| 固定リンク
「水田」カテゴリの記事
- もち米の田植え・・・(2022.06.11)
- 田植え・・・(2022.06.06)
- 代掻き・・・(2022.05.30)
- 冬起し・・・(2021.12.21)
- 急遽もち米の脱穀だけれど・・・(2021.10.11)
コメント