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2011年12月21日 (水)

放射能測定に関して・・今後・・・

~あしがら農の会~放射能測定に関して・・・今後・・・

これまであしがら農の会の関係者で・・・50検体に及ぶ放射能測定をしてきた・・・

土壌・・・お米や野菜などの作物等々・・・

以来先はTウォッチ・・・

今日はTウォッチ(有害化学物質削減ネットワーク)の担当理事の方が来られ・・・一部現地を視察され・・・色々なお話を伺った・・・

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放射能問題に関しては・・・化学的見地からと社会学的見地からと2つに分けて考えるべきものと・・・

化学的見地からすれば年間被ばく線量は限りなく0に近ずけるべきであり・・・その限度は国際放射線防護委員会(ICRP)の定める1mSvとすべきであり・・・社会的見地からすれば・・・各個人がどの数値まで我慢できるか我慢値であると・・・

この数値はあくまでも成人を対象とし・・・幼児・子どもとうはもっと厳しく考えるべき・・・

化学的見地からすれば・・・1mSvを堅持すべき・・・

ただし、事故後福島など汚染がひどい地域に関しては厳しい数値でもある・・・事故直後は緊急避難的に被ばく線量の上限を上げざるおえなかったが・・・事故後9ヶ月も過ぎ・・・今は1mSvを堅持し、やむおえない状況にある地域に関しては・・・状況をよく説明し・・・そのリスクを周知し、その対策も十分に説明し・・・各個人がそのリスクを受け入れるか否かの選択を判断できるようにする・・・

農業の問題・・・食の問題に関しては・・・生産者が限りなく0にすべき努力をし・・・食べ手がその努力をどこまで受け入れるか・・・

実際には野菜に関しては・・・事故当初は別として・・・現在はほとんどが検出されていないと・・・芋類で少し検出されている程度と・・・

事故当初空気中から降り注いだものは検出されたが・・・その後の土からの移行はかなり少ないというようだ・・・

お米に関しては水からの流入の影響が大きいのではないかと推察される・・・

大なり小なり・・・日本中が汚染されたことは事実である・・・それぞれがその事実を見つめ・・・どう考え・・・どう対処するのか・・・

今後定点観測を行っていく・・・福島や栃木などの数カ所・・・そして小田原・・・これまで小田原では50検体に上る測定データーがある・・・このデーターを生かしながら・・・農の会と共同で、少なくとも3年にわたり観測・・・

今後注意すべきは山に降り注いだ放射性物質が・・・水とともに流され・・・川を通して集められる可能性が極めて代である・・・

水の流れを中心に山間などの地形で田んぼに水とともに流れ・・・集積される可能性も0ではないと・・・

その対策はこれまでも行われている・・・水の取り入れ口にゼオライトなど放射性物質を吸着させるものを設置したり・・・1クッション水をため・・・田んぼに流し込むなど等々が考えられる・・・

そして・・・畑に関しては・・・それほど水の流入で集積される可能性は少ないだろう・・・

いかに現存する放射性物質を・・・土中に固定させ・・・作物に移行させないか・・・

今後注目されるのは・・・やはり有機農業・・・粘土鉱物があるいは腐植物が放射性物質を吸着させる可能性が大である・・・

実際あらゆる機関でその有効性を実証中である・・・

なんくる農園としても・・・土作りの基本は緑肥の活用である・・・外から持ち込むことはない・・・

緑肥で100%賄うことはできないので外からも堆肥・米ぬか等を持ち込む・・・

ごく一部ではあるが・・・落ち葉を集め・・・踏込み温床を作り・・・出来たたい肥はハウスを中心に活用する・・・

ことしも例年通り・・・集める落ち葉に関しては十分に注意しながら・・・落ち葉を活用して踏込み温床を作ろうと考える・・・

実際堆肥として活用する約1年後には改めてその堆肥を測定し、活用できるものなら活用し、ダメと判断せざるおえない場合にはあきらめよう・・・

考えられる方法・・・やれる方法をつくして・・・

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