新規就農

2012年11月30日 (金)

今日は亡き父の10年祭!・・・就農10年目のなんくる農園・・・

~今日は亡き父の10年祭!・・・就農10年目のなんくる農園・・・~

今日は父の10年祭・・・

10年前の11月30日に突然心筋梗塞で他界・・・

実家で大勢の方にお参りいただきました・・・

有難うございます。

Photo

父が亡くなったあと年が明け・・・

神奈川新聞でこの地で新規就農した夫婦の記事を見つけ連絡・・・

この記事がきっかけであしがら農の会と出会う・・・

農の会の活動に参加するようになり、新規就農者を始め多くの仲間ができ・・・

永塚田んぼに参加することによって、今まで出会うこともなかった人たちと出会うことも・・・

この頃それまでの自分と違う自分が・・・

多くの方の助けを頂きながらここまでなんとかやってこれたのだと・・・

ここ2~3年徐々に忙しくなり、今年に入って特に忙しさが増してきた・・・

小田原まちなか市場のみなさんと・・・

さらにSUNDAY  MARKETのみなさんと・・・

とても忙しいけれど、広がりつつあるなんくる農園・・・

畑もどんどんと広がり、業としての農業以外の活動も・・・

今が頑張りどき・・・

自然農法を実践し・・・もちろん生活も・・・

自然の真理とは・・・

やっぱり循環することだろうか・・・

たくさん作って、たくさん消費して、豊かな経済を享受してきたこれまで・・・

いかに多くの無駄を作ることが豊かな経済を作ることかと・・・

それでも循環して負荷をかけることがなければよいのだが・・・

もう・・・無理・・・

これまでとは違った価値観・・・暮らし・・・生き方を・・・仕組み・・・

作り上げていかなければ・・・

これから益々農を取り巻く環境は厳しくなっていくだろう・・・

今や政治も大混乱・・・

これからもしっかりと足元を固めながら歩んでいきましょう・・・

大病をきっかけに徐々に外堀を埋められるように歩んできた農業への道・・・

信じられないくらいすっかり元気になった百姓としての自分・・・

働くことの出来なかったあのころ・・・

今はただ感謝・・・

“感謝は感謝を生み、不平は不平を生む”

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2010年12月 5日 (日)

もしかして正式に農業者として認められたの・・・

ここ5年間で新規に就農した人を対象にアンケート・・・我が町では8人が対象者・・・

            Dscf0482

12月3日農業委員会から封書が届いていた・・・中を開けてみると全国農業会議所新規就農相談センターからの“新規就農者の就農実態に関する調査”への協力依頼・・・

公共機関からこんな依頼がくるということは正式に農業者と認められたとのことなのか?・・・

今日は配達の日・・・帰りに役所に寄ってみよう・・・

農政課に寄ってみる・・・結論から言うと現在農地法上の農業者・・・胸を張って農業者と言って下さいと・・・なんじゃそれ・・・

農家の登録台帳に登録されているといことか・・・農業委員会に寄ってみた・・・登録は申請して初めて登録されるということ・・・来年に向けて早速年内に申請しよう・・・

就農当初農業委員会や農業技術センター等に相談に行くが中々農地を貸してもらうことができなかった・・・農業者として認めてもらう手立てがなかった・・・

わったーより後から就農した仲間も他の近隣市町村でどんどん農業者として認められていった・・・

2年ほど前行政の取り扱いも変わり、チャンスが出てきた・・・一定の農業経験を有したものならば、1年間利用権の設定により農地を耕作して特に問題がなければ農業者として認めらる・・・

問題は一定の農業経験・・・この辺は各市町村で違うように思える・・・わったーは沖縄で2年間農事組合法人で洋ランの栽培に従事した、その前には会社役員として経営に携わったということで資格要件を満たすとのこと・・・もちろん1年間自然農法センターで研修も受けた・・・

他の市町村ではこんなうるさいことは言わないはず・・・最近は若干緩やかになったとも聞くが・・・

また、もうひとつ言われたのが、1年間では認められないかもしれない・・・いや2年以上はかかるとか・・・これも他の市町村では2年もかかるということはなかった・・・

わったーの怠慢もあり、1年の経過後役所に確認することもしなかった・・・そして今回こういうことが判明した・・・すでに農業者であると・・・

頑張って努力していた時の苦労からすると、なんとあっけない結末だろうか・・・苦労の甲斐があってようやく実を結んだ・・・やった~・・・という実感もわかない・・・

年男の最後の最後になっての朗報なんだろう・・・久々にちょとら君にも感謝の意こめてご登場いただこう・・・

農業者であると認められると農業委員会での扱いも違うんだな・・・こんな丁寧な扱い初めて・・・

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2009年4月15日 (水)

ブログデビュー  ~新規就農への道すじ~

ついにブログに初めての書き込み!まずは現在の百姓生活にいたるまでの流れを記しておこう。大学卒業後、高齢者専用マンション会社に就職。独立を目指して地元小田原の不動産会社に転職。子会社を譲り受け実質上の独立準備段階ではあったが、持病の喘息が悪化。最初は秋の季節の変わり目だけに発作が出ていたが、ついには1年中発作が続く状態に。唇は青くなり、指先も冷たくなり、意識も朦朧となるような発作がたびたび起こるようになり、ついに仕事は断念。しばらく自宅療養をしていたが、あまりぱっとせず、勧めもあり単身沖縄へ。出発の直前まで発作が起きる状態で、単身沖縄で生活できるのか不安というより、どうにでもなれというような諦めの境地。転地療法は効果があると聞いていたが、その日から体質がガラッと変わったように1度も発作は出ず!1度自宅に帰ったときだけ発作が。でも沖縄に戻るとすぐに元気に。ついに2年目からは家族を沖縄に呼び、家族5人での生活。それまでのことを考えると夢のようでただただ感謝。ところがまた発作が続くようになり休職。もう2度とは仕事はできないのでは、家族のためには自分はいないほうが良いのでは。いくらかの保険金や遺族年金がもらえれば家族のためになるのではとたびたび考えることも・・・まる2年が経ったところで小田原に戻ることに。沖縄では具志川ランセンターで洋ランの栽培に従事。EMの比嘉先生をはじめ熱帯資源植物研究所の名護社長、山根先生、戸塚さん、藤原さん、このほか本当に多くの人に、本当に大変お世話になりました。今の自分があるのは沖縄での2年間があったらこそ。沖縄から戻るにあたっては、せっかく農に触れることになったので、これからは自ら汗水たらし、土に触れることにより、健康を取り戻し、人から喜ばれるような、見て美味しい、触って美味しい、食べたら本当に美味しい野菜を作りたいと考え、自然農法国際研究開発センターの長野県松本試験農場、千葉農場で1年以上にわたり野菜作りの研修を受ける。この時この苦しい時期をずっと支えてくれた父が他界。亡き父とともにこの小田原で新規に野菜作りをするぞと決意。空き農地を探しては地主を当たるがなかなか貸してもらえず、行政に相談するが相手にもしてもらえず、諦めかけていたところで、神奈川新聞で地元で新規に就農を始めたという夫婦の記事を見つけ尋ねてみる。そこで初めてあしがらの農の会に出会う。グループでの田圃活動に参加させてもらい、ひょんなきっかけで畑を借りることができ、また何度か尋ねていた地主さんからも畑を借りることができ、だんだんと畑も増え、できた野菜も農の会の宅配を中心に販売することができるようになってきました。今後は有機農産物・自然農産物が気軽に手に入るように、少しでも多くの野菜が作れるように、また作り手が増えるように、焦らず、気張らず、でも足元はしっかりと固めながら、なんくるないさあの精神でがんばるぞ!

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